電子ブックの主流はHTML5へ

電子ブックの主流はHTML5へ

手持ちのカタログ、パンフレット、広報誌、マニュアルなどをWeb閲覧するための電子ブックは、ebookやデジタルカタログ、デジタルブックなど様々な名称で呼ばれています。

Webで閲覧するのにPDFで閲覧するという方法もありますが、PDFと比較すると全てダウンロードせず表示できるため早く見られる、常に最新の状態で表示させることができ、PDFに比べて優れています。

その電子ブックには「Flashで制作された電子ブック」「HTML5で制作された電子ブック」の2通りがあります。これまで電子ブックはFlash版が主流でHTML5版は機能が制限されたものという感じでしたが、現在はHTML5が主流になっています。果たしてそれはどうしてなのでしょうか。

Flashが使えなくなる・・・

FlashはAdobeが開発・販売していたアニメや音楽を用いたコンテンツを制作するソフトウェアです。多彩な表現が可能で、とても簡単にアニメーションを制作でき専用のスクリプトを用いてインタラクティブで複雑な動作をさせることができWebサイトや教材関連など多くの分野で活用されていました。
ところが2020年末にFlashは終了になってしまいます。それは何故でしょうか。Flashにはデメリットも多くあったため見限られました。

  • 頻発するセキュリティの脆弱性
  • プラグインが無いと再生できない
  • 読み込みに時間がかかる
  • SEOに弱い

セキュリティの脆弱性、スマートフォンのiOSでFlashが再生できないといったこともあり、AdobeはFlash終了の結論に至ったと考えられます。

HTML5のここが良い

そこで数年前から「脱Flash」に取り組みを行っている主要ブラウザはFlashに代わって「HTML5」に対応するようになりました。

  • ブラウザ互換性が高い
  • 動画、音声が扱える

HTML5を用いた動画や音楽を含むマルチメディアコンテンツを主要ブラウザはサポートしています。
YouTubeやFacebookもFlashからHTML5 videoタグへの移行を完了させており、Web業界全体がFlashからHTML5へ動いています。動画再生時にはFlash Playerのようなプラグインが不要で、セキュリティの脆弱性の懸念といった問題が解消されています。


電子ブックの世界もFlash版からHTML5版に移行されFlash版と遜色のない多機能な電子ブックができるようになってきました。
サンメッセは現在、HTML5完全対応した電子ブックの制作ができますのでお気軽にご相談をください。